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友人スピーチのステップ2:エピソード

友人スピーチの花、それは新郎新婦の感動エピソードにあります。
あなたが友人スピーチの担当に指名されたのは、そういう「感動的なエピソードを持っている・話せる」からだといっていいでしょう。

あなたが新郎や新婦と共有したエピソードをちゃんと、結婚式会場が盛り上がるような形に脚色しながら、スピーチしましょう。

基本的に、エピソードの内容は

・新郎または新婦のよい人間性・性格を強調するような出来事
・新郎または新婦の熱愛ぶりを表すような出来事

といったものが中心です。結婚式の友人スピーチの依頼があった時には、心当たりのエピソードを探してみましょう。

いくら心が温まるエピソード、アツアツの二人のエピソードとはいえ、次のような内容は避けるようにしましょう。あまりに過激なエピソードは会場を白けさせたり、結婚式自体を台無しにしてしまいます。

奇抜なエピソードは避ける


印象深いエピソードとはいえ、暴露話などは危険です。親族や知り合いだけが出席しているとはいえ、結婚式は、「公式の場」です。また、新郎新婦とその家族にとって、人生に一度の一大事(もしくは記念すべきセレモニー)です。

新郎新婦が恥ずかしくなるような出来事、道徳的に問題のある行動など、式で話すには不適当なエピソードは避けましょう。

ちょっと過激かな?という内容であるなら、よく考えて、事前に友人同士で相談してみるのもいいでしょう。

上から目線のエピソードは避ける


新郎新婦は結婚式の主役です。新郎新婦を盛り立てることが友人の役割です。

友人スピーチのエピソード選びも、新郎新婦を盛り立てる内容でなければいけません。そのため、新郎新婦に対して、上から目線で話す内容はしてはいけません。

特に、二人を諭すよな、説教臭いものは避けるべきです。たとえ、あなたが新郎新婦の先輩や先生だったとしても、友人スピーチでは、新郎新婦を盛り立てるものにします。

あなたが、新郎新婦に何か忠告や教訓といったものを伝えたいときには、あくまで「ユーモアあふれる」「愛情に満ちた」ものであることが大前提です。

ストーリーのない・意味のないエピソードはしない


そもそも、友人スピーチは短く、密度の濃いものにすべきです。主役は新郎新婦であり、友人が長々と話すのは好ましくありません。

もし長いエピソードを話すなら、内容がちゃんと適切なものである必要があります。長く話さなければならないほど、重要なことだったのか、聞き手が納得する結末があるのかを考えましょう。

聴衆が「なんの話だったのか?」を理解できないような、「長い上に、オチのない話」は最悪です。

緩急をつけた、メリハリのある友人スピーチを目指しましょう。